ブックタイトル高信ディスクロージャー2015

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高信ディスクロージャー2015

50 DISCLOSURE 2015信用金庫法施行規則第百三十二条第一項第五号ニに規定する自己資本の充実の状況信用金庫法施行規則第百三十二条第一項第五号ニに規定する自己資本の充実の状況 なお、当該取引にかかる会計処理については、当金庫が定める「有価証券会計処理基準」及び日本公認会計士協会の「金融商品会計に関する実務指針」に従った、適正な処理を行っております。九.銀行勘定における金利リスクに関する事項①リスク管理の方針及び手続きの概要 金利リスクとは、市場金利の変動によって受ける資産価値の変動や、将来の収益性に対する影響を指しますが、当金庫においては、双方ともに定期的な評価・計測を行い適宜、対応を講じる態勢としております。 具体的には、一定の金利ショックを想定した場合の銀行勘定の金利リスクの計測や、金利更改を勘案した期間シュミレーションによる収益の影響度、さらには新商品等の導入による影響など、ALM委員会で協議検討をするとともに、必要に応じて経営陣へ報告を行うなど、資産・負債の最適化に向けたリスク・コントロールに努めております。②内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要 金利リスク算定の前提は、以下の定義に基づき算定しております。 ・計測手法   預貸金は「GPS計算方式」、有価証券は「内部計算方式」 ・コア預金   対  象:流動性預金全般(当座、普通、貯蓄等)   算定方法:①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量を現残高から差引いた残高、③現残高の50%相当額、以上3つの内から最       小の額を上限   満  期:5年以内(平均2.5年) ・金利感応資産・負債   預貸金、外国為替取引、有価証券、預け金、その他の金利、期間を有する資産・負債・金利ショック幅   99%タイル又は1%タイル値 ・リスク計測の頻度   月次(前月末基準)用語解説証券化エクスポージャーリスクウェイト信用リスク削減手法オリジネーター金利リスク適格格付機関オペレーショナル・リスクエクスポージャーALM リスク・アセットVaR クレジットポリシー 金融機関が保有するローン債権や企業が保有する不動産など、それらの資産価値を裏付けに証券として組み替え、第三者に売却して流動化する資産のことを言います。 債権の危険度を表す指標のことで、自己資本比率規制で総資産を算出する際に、保有資産ごとに分類して用います。 金庫が抱えている信用リスクを軽減するための措置をいい、預金担保、有価証券担保、保証などが該当します。 原資産の所有者のことを言います。 市場における一般的な金利水準の変動に伴って当該金融資産の価値が変動するリスクのことを言います。 金融機関がリスクを算出するに当たって、用いることができる格付を付与する格付機関のことです。金融庁長官は、適格性の基準に照らして適格と認められる格付機関5社を適格格付機関に定めています。 金庫の業務上において、不適切な処理等で生じる事象により損失を受けるリスクのこと。具体的には不適切な事務処理により生じる事務リスク、システムの誤作動等により生じるシステム・リスク、保有するお客様情報が外部に漏えいすることで、信用が失墜し損失を被る個人情報漏えいリスク、風説の流布や誹謗中傷などにより企業イメージを毀損する風評リスク、裁判等により賠償責任を負うなどの法務リスク、以上のどのリスクにも属さない物理的な損傷や人材の逸失などを含めたその他のリスクがあります。 一般的には、金融の国際化やデリバティブ取引の拡大で、貸付金・有価証券投資・信用供与・為替などリスクも多様になり、これらリスクに晒されていて損失が起こり得る投資のことを総称してエクスポージャーと呼びます。 ALM(Asset Liability Management)は、資産・負債の総合管理のことであり、主に金融機関において活用されているバランスシートのリスク管理方法のことです。 リスクを有する資産(貸出金や有価証券など)を、リスクの大きさに応じて掛け目を乗じ、再評価した資産金額のことです。 ⅤaR(Value at Risk)とは、将来の特定の期間内に、ある一定の確率の範囲内で、ポートフォリオの現在価値がどの程度まで損失を被るかを、過去のある一定期間毎のデータをもとに、理論的に算出された値のことです。 与信業務の基本的な理念や手続き等を明示したものです。